今年はどんな目標を決めたか?
「プログラミングを始めたい。」
「英語が話せる様になりたい。」
「副業を始めたい。」
「起業をしたい。」
「成功を収めたい。」
しかし、掲げた目標が達成したことはあっただろうか?
あなたの去年を振り返ってみて欲しい。
「仕事が忙しくてプログラミングの勉強が続かなかった。」
「英会話スクールに通っても、休みがちになって続かず、辞めた。」
「家族のことで忙しく、副業を始める事が出来なかった。」
「リスクを取ってまで、起業はできない。」
この様に出来ない理由や尤もらしい理由をつけて、やってこなかっただけではないか?
そして、こう言葉を続けるのではないだろうか?
「続けられた人・成功した人には才能がある。」と。
本当にそうだろうか?
才能がなければ、続けることも出来ず、成功も出来ないのか?
ハンディ・グラント・ハルバーソン著「やり抜く人の9つの習慣」では、
様々な成功者を科学的に調査し、「9つの習慣」が目標達成に付与していることを示した。
つまり、「才能」ではなく、「意識」を変えることで可能であることを示している。
あなたがこの本を読めば、あなたの習慣が変わるかもしれない。
習慣が変われば、あなたの目標が達成するかもしれない。
この本を読めば、いかに目標達成や成功があなたの近くにある事が分かるだろう。
本書のおすすめポイント
科学的根拠と具体例を元に、より分かりやすく目標設定方法や行動方法を学べる。
例えば目標を立てる時、どのように立てているだろうか?
多くの人は「副業で収入を上げる」と言った漠然とした目標ではないだろうか?
この本では、「具体的に目標を立て、目標を達成して得られる事、そこまでに至る障害」を目標にあげる と書かれている。例を持って示そう。
・副業で収入を上げる
↓
・副業で月5万円の収入を上げる。(具体的な目標)
・収入を上げることにより、他への投資に回す事ができる。
生活が豊かになる。(目標を達成して得られる事)
・仕事が忙しく勉強が出来なくなる。誘惑に負ける。(そこまでに至る障害)
このように具体的に目標を掲げることによって、目標を達成する為のモチベーションが高まると同時に、決意を固めることができる。
この方法は、エドウィン・A・ロック著の『目標設定と動機付けの実践的方法論:35年に渡る研究』とアンジェラ・リー・ダックワース著『感情コントロールの習慣が青年期自己鍛錬に与える影響:メンタルコントラストとif-thenプランニング』2つの研究論文から書かれたものだ。
このように分かりやすい例と、論文から得られた科学的根拠を元に、あなたはより効率良く目標達成が出来るだろう。
ページ数が比較的少ない
この本は他の自己啓発本よりページ数が少ない。
全体で120ページである。
基本的に目標に挫折したことがある方はズボラが多い。私もそうだ。本を読むのも億劫だろう。ただこの本はそういった人の事も考えられ、少ないページを読み終えさせることによって達成感を味わわせるのもこの本の役割だ。
是非体感してもらいたい。あなたは本が読めることを。
まとめ
この本はどんな人でも、実施すれば目標達成が出来るように書かれている。しかし、この本で書かれている事を実践するのはあなた次第だ。
新年や新年度、勇気を持って行動できることを願っている。

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)
- 作者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)